開発環境Visual Studio Codeのセットアップ
Microsoftのコードエディタ Visual Studio Code (VS Code)を使ったAGX Pythonの開発環境のセットアップ手順について説明する。
参考文献
確認環境
Windows 10 Pro
agx-2.39.0.1-x64-VS2022-double.exe
VSCodeUserSetup-x64-1.95.3.exe
事前準備
VS Codeがインストールされていること
拡張機能 Python - Visual Studio Marketplace がインストールされていること
ユーザー設定
VS Codeを起動し、次の項目を設定する。
agxPyファイルをPythonファイルとして関連付ける
Ctrl + Shift + P
でコマンドパレットを開く。
フォームに pre json
と入力し、Preferences: Open User Settings (JSON) を選択する。
files.associations
キーに *.agxPy
を登録する。
キーが存在しない場合はキーも含めて追加する。
{
"files.associations": {
"*.agxPy": "python"
},
}
ワークスペース設定
特定のAGXを使ったPythonプロジェクトに対する設定をする。
ここではAGXのPythonフォルダ <AGX_DIR>\data\python
を例として設定する。
VS CodeでAGXのPythonプロジェクトを開く
AGXの環境変数が設定されたコマンドプロンプトを開く <AGX_DIR>\agx_cmd.bat
。
プロンプトに code
またはVS Codeの実行ファイルパスを入力し、VS Codeを起動する。
メニューバーから File ‣ Open Folder を選択し、<AGX_DIR>>\data\python
を開く。
Pythonインタプリタの設定
Ctrl + Shift + P
でコマンドパレットを開く。
フォームに python
と入力し、Python: Select Interpreter を選択する。
AGXのPythonバージョン対応しているPythonのインストールパスを選択する。
AGX PythonのAPIを補間できるようにする
Ctrl + Shift + P
でコマンドパレットを開く。
フォームに pre json
と入力し、Preferences: Open Workspace Settings (JSON) を選択する。
python.analysis.extraPaths
キーに <AGX_DIR>/bin/x64/agxpy
を登録する。
キーが存在しない場合はキーも含めて追加する。
{
"python.analysis.extraPaths": [
"<AGX_DIR>/bin/x64/agxpy", // <AGX_DIR>を実際のパスに置き換える
]
}
動作確認
注釈
AGX Pythonプロジェクトを開くときは、必ずVS CodeにAGXの環境変数が設定されている状態にする。
AGXの環境変数が設定されたコマンドプロンプトを開く <AGX_DIR>\agx_cmd.bat
。
プロンプトに code
またはVS Codeの実行ファイルパスを入力し、VS Codeを起動する。
メニューバーから File ‣ Open Folder を選択し、<AGX_DIR>>\data\python
を開く。
エクスプローラから tutorials/tutorial2_python3_agxViewer.agxPy
を選択する。
次のいれずれかの方法でプログラムを実行する。
Runボタンから実行
画面右上の ▶️ (Run Python File) を選択する。
コンテキストメニューから実行
エクスプローラからファイルのコンテキストメニューを開き、Run Python File in Termial を選択する。
ショートカットキーから実行
F5
を入力して実行する。